アメリカの良いところ(後半)
今回は、ニューヨーク在住の筆者が、アメリカのここが好き!というアメリカンカルチャー10個のうちの後半5つを紹介します。海外旅行だけでは気が付けない、住んでみて分かるその国の良さを中心に考察しています。
前半編(1.~5.)はこちらから↓snyc.hatenablog.com
6. 返品文化
シンプルに、気に入らなかったら返品できる。それが人からもらったプレゼントであろうが、自分でネットや店舗で購入したものだろうが、関係ありません。返品の理由は聞かれることが多いですが、実際何でもいいんです(もし不良品ならちゃんとその旨伝えましょう)。店員も返品処理は慣れているのでとってもスムーズ。
なお、一部のブランドでは、購入した商品がその後値下げされた場合、購入日から一定期間内であれば、その差額を返金してもらえる制度を設けています(買ってすぐ値下げされたらショックですからね!)。
また、最近はAmazonの返品用BOXがホールフーズなどのスーパーマーケットに設置してあり、食料の買い物ついでにネットで買ったものを返品する人もよく見かけます。気軽に返品できるのでかなり便利です。
「思ってたのと違う」とか「やっぱり要らなくなった」というのは、オンラインショッピングでは付き物だと思うので、アメリカのこの超簡単な返品制度は、私は良いと思っています。
ただ一部、悪質なことをして返品を繰り返す人もいるので、基本は食品(サプリメント含む)は返品が出来ないことになっています。
また、Amazon以外の店でも、クリアランス商品(最終値下げ品)は返品不可としているところが多いです。
7. セントラル空調システム
基本的にアメリカのビルディングは、空調設備にセントラルヒーティングを導入しています。日本のように壁に取り付けるタイプのエアコンが設置されているところは比較的少ないです(でも飲食店とかでそれなりには見かけます)。
部屋全体を、設定した室温で一定に保ってくれるので、一年中快適に過ごすことが出来ます。だいたい華氏75度前後に設定している家庭が多いと思います。
ただ、日本の一般家庭だとエアコン本体があって室外機があって、壊れたとしても自分の部屋しか困らないのですが、セントラル空調だと、建物のどこかでダメージを負ってしまうと、他の部屋の住民にも影響が出てしまう可能性があります。
例えば、ニューヨークの冬は大雪で気温も氷点下でとても厳しい日というのがありますが、そういう日には、全館全部屋の空調はONのままにしておかないと凍ってしまう可能性があり、実際そうなると、自分の部屋どころか他の部屋でも空調が効きづらくなってしまったりします(実際今年の2月にそういうことがありました)。
そのような点さえ気を付ければ、こまめな清掃も必要ないですし、顔に直接風が当たることもないし、快適に過ごせるのでとっても楽です。
8. 気軽にドリンクを持ち歩ける
歩いていればどこにでもゴミ箱がある!これは本当に便利。この前、久々に日本に帰国した時にゴミ箱が無さ過ぎて困りました。やっぱり日本人が飲み歩きしている人が少ないのは、ゴミ箱の有無もだいぶ関係している気がします。
アメリカは車社会なので、車しか通っていないような場所も多いですが、もちろんそういうところにゴミ箱は少ないです。でも、徒歩で外出する人が多いようなエリアは、ゴミ箱が見当たらないなんてことは基本的にないです。
ニューヨークのマンハッタンで言えば、スタバとかファストフード店とかの飲み物を飲み歩きしている人は、感覚的には夏は最低でも30%くらいはいる気がします。また、店内で飲む人は少数派です。日本だと店内の席に居座る人が多いですが、アメリカでは外で風を感じながら落ち着く方が好きな人が多いので、買って外で座って飲むか、歩きながらの人が多いのです。
さらに、ゴミ箱は道路や店内に必ずあるので、外で捨てても良いし、店内で飲みながら商品を見ていても何も言われません(日本だと商品が汚れるかもしれないからって理由で持ち込みを禁止されているところが多い気がします…)。
私はスタバのアプリで事前にモバイルオーダーをしてから(だいたい店舗に着く6~7分前くらい)、ピックアップしに行くパターンが多いですが、このやり方だと待たなくていいから楽だしおすすめです。
9. いろんな文化を学べる
これが個人的に、アメリカの一番いいところだと思っています。日本に住んでいると周りはほとんどが日本人ですから、日本人以外の人と交流する機会は自ら作っていかないと少ないでしょう。
一方、アメリカに住んでいると本当にいろんな人種の人が世界各国から来ていて、新しい土地に彼ら独自の文化を築き上げています。
私が住んでいるニューヨークでは、1年中世界各地のイベントを行なっています。そして、毎回ニュースにほんの少しですが、取り上げられます。
日本の行事も、Japan Parade(日本文化を伝えるパレード)やシティフィールド(ニューヨークメッツの本拠地)で開催されるJapanese Heritage Night(※)など、毎年恒例のイベントがあります。
※今年は8月25日開催で、メッツの千賀滉大選手とロサンゼルスエンゼルスの大谷翔平選手に会えます。NY居住者は領事館からメールが来ていると思いますが、チケットを特別割引にて購入できます。また、先着2,500名(予定)には今回イベント仕様のキャップが進呈されます。
それから、ミートアップなどに参加すれば他国出身の人たちと会話することも可能ですし、新しい出会いや発見があるでしょう。
ミートアップの記事はこちらから↓
とにかく、アメリカに住むと毎日が新鮮なのです。新しいことを知るって、何歳になっても活力を与えてくれることなんだなって思います。つまり新しいことを知れば、ますますもっと知りたくなって、さらに新しいことに挑戦できるんです。刺激的ですよね!
10. どんなひとにでもチャンスと夢がある
そう、アメリカンドリーム!どんなに貧しい家庭に生まれても、一躍有名になって桁違いの大金を手に入れられる可能性があるのがアメリカ!セレブリティやスポーツ選手たちも、昔は全くお金がなかったり想像を絶するいじめを受けたりマフィアに追いかけられたり…そんな時代を送ってきた人たちも珍しくありません。でも、どんな人にでもチャンスはあるのです。
それに、賞金だって桁違い!つい先日、宝くじの賞金1.58 billion(今日のレートで約2,287億円)の当選者がフロリダから出たそうで…!
もうこんな額当たったらその場で失神しそうです…。というか、訳が分からない。2,287万円でも相当凄いのに…億…?
というわけで、私が思うアメリカのいいところの紹介でした。
今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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