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【2023年最新】ニューヨークの図書館でやってるESLクラスに参加してみた

今回はNew York Public Libraryが開催している無料プラグラムのうちのひとつ、ESLクラス(英語を第二言語として学ぶ人たち向けの参加型クラス)に参加してきました。
ニューヨークに住む駐在員・駐妻、そして留学生の方で図書館のESLに興味がある人は多いと思いますが、授業がどんな感じで進むのか、レベルはどの程度のものなのか、など不安に感じている人のために詳細まで全てこの記事にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

 

私が参加したESLクラスは予約は不要で、下記のリンクからスケジュールを確認できます。

https://www.nypl.org/events/classes/calendar?keyword=&target%5B%5D=ad&city%5B%5D=man&date_op=GREATER_EQUAL&date1=01%2F30%2F2023&location=45&topic=4271&audience=&series=

 

今回は、マンハッタンのブライアントパークのすぐ近くにあるStavros Niarchos Foundation Library (SNFL)の会話のクラス(Conversation Classes)に参加しました。

Stavros Niarchos Foundation Library

英語レベルは主に3段階に分かれていますが、レベル分けテストなどはなく予約不要のウォークイン形式なので、とりあえず真ん中のIntermediate Level Conversation Classesを選びました。クラスは建物6階のRoom602で、私が参加したときは、参加者が45名くらいいました。さらに、2023年2月の時点でマスクが必須でした(部屋が暑かったからしんどかった…)。

まず、部屋に入るとネームプレートを作成するように言われます。着席するテーブルは自由です。好きな色の紙を一つ選んで、自分の名前と出身の国を書きます。そしてそれを同じグループの人たちに見えるように置きます。
グループは計7つありました。また、1グループあたりの人数は6~7人でした。人種は様々。私のテーブルは自分含めて日本人2、インド人1、チリ人1、ブラジル人1、ロシア人1でした(本当は日本人と一緒の席は避けたかったのですが、日本人参加者が多かったのでどうしてもかぶってしまいました)。

それから、クラスは始まります。私の時は下記のような内容でした。

時間:計2時間(休憩なし)
前半:グループディスカッション+発表、ペアで意見交換

①まずは簡単な自己紹介をグループ内でひとりずつする。
※この際、アドバイスとしては、日本人以外の人はネームプレートがあっても何て読むかわからない名前の人もいるので、自己紹介の際、何と発音するのかしっかり聞いて、忘れそうであればメモしておいた方が良いです。

➁先生があるお題を出題して、それに対してグループで意見をまとめる。
※黙っていてはだめです。積極的に自分の意見を発言しましょう。

③各グループの代表者が、グループ内のメンバーひとりひとりの紹介と、先ほどまとめたグループの意見をクラス全員の前で発表する。
※当然ですが、メンバーの名前や出身国を言う必要があります(ここでさっきのメモが生きる)。誰が代表者になるかですが、あなたがいるグループ次第でしょう(日本人は消極的なのであまりやりたがりません)。それにある程度即興で英語の文が作れないと厳しいです。私が参加したときは、発表者の中にネイティブ並みに流暢な人もいました。

④異なるトピックで再度グループディスカッション
※ここでも積極的に自分の意見を述べましょう。

⑤また新たなトピックで今度は他のグループの人と意見交換(これを3回くらい繰り返し)
自分と同じ出身国の人としゃべるのは避けるように言われます。他のグループで自分とペアになれる人を見つけて意見交換をしましょう。3回くらい繰り返されるので、その度に違うパートナーを探さなければなりません。

⑥先生がまとめの評価をする+質疑応答時間
※大切なことはメモりましょう。質問がある場合は遠慮なく質問しましょう。

 

後半:文法の問題、ビデオを見ながらリスニング+答え合わせ

①紙が配られ、簡単な文法の問題を10分間くらいで解き隣の席の人と答え合わせ。
※かなり基礎的な問題でした。

➁最初に問題が書いてあるスライドを見せられ、その後ビデオを見ながらリスニング。
※もしリスニングに不安があるなら問題をメモしておいた方が良いかもしれません。

③ビデオを見終わったら隣の席の人(文法の時とは違う人)と答え合わせ。
※正直難しい問題ではなかったです。ビデオをしっかり見てストーリーを把握していれば解ける問題です。ビデオの中にIDNYC(誰でも作れるNYの身分証明書)の宣伝が入っていました(わざとらしかったですが無料で授業を受けさせてもらっているので仕方ないですね)。

④クラス全体で答え合わせ。テキストをもらってクラス終了。
※隣の人と答え合わせが終わった後は、クラス全体で答え合わせをします。この時質問があれば、積極的にしてください。最後は復習のためにテキストが配られます(無料なのに素晴らしい!)。そして、解散。

 

まとめと感想

良かった点:アメリカの授業ってこんな感じなんだ、他の国の生徒って積極的なんだな、など日本では体感できないことを知ることができるので面白かった。また、それが無料なのが素晴らしい。

悪かった点:生徒の英語レベルがバラバラ。三段階しかない上に、自分でレベルを判断しなければならないので適正なレベルを見つけるのは困難。私が参加した時のクラスは、生徒のスピーキング能力の平均は高め(上級レベルの人も多数)で、後半で用意された文法問題やリスニング教材のレベルは中級以下レベルだった。

→自分の英語レベルに不安があるならBeginnerのクラスから試してみた方が良いかもしれません。週2、3回対面クラスが開催されています(オンラインクラスもあります)が毎回自己紹介があるので、それが億劫であれば頻繁に通うには適していないかもしれません。
週ごとに教材が変わるそうなので、頻繁に通うとしても週1が良いと思います。

 

他にも図書館では説明会に参加後、クラス分けテストを受けてから受講するタイプのESLクラスも年数回ありますし、下記の写真のようなプログラムも開催されています(こちらの見本は2023年2月時点のものですが、建物1階に最新の案内が用意されています)。

 

無料なので、図書館の近くに住んでいるなら使わないのは損ですね。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

他にもニューヨーク生活でためになる記事を投稿しているので、チェックして頂けると幸いです。

snyc.hatenablog.com