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ケビンズイングリッシュルームアメリカ入国審査の動画で大爆笑!ニューヨーク在住者がアドバイスします

ビンズイングリッシュルームさんがまた、ニューヨークの新しい動画を投稿されていました。アメリカNY在住の筆者は彼らの動画が好きでよく拝見していますが、今回の『アメリカの入国審査で捕まりかけました』の動画、マネージャーさんの話が特に面白かった一方で、忠告しておきたいことがあったので記事にしました。

Kevin's English Roomさんの入国審査の動画はこちらから↓

https://youtu.be/nFENAbTf0_c

 

まず初めに、動画を見て「アメリカの入国審査ってやっぱり厳しいんだ」と思った方。
そんなことないので大丈夫です。ほとんどの方は観光を目的として入国するはずなので、

・滞在目的

・滞在期間

・滞在先

・所持金額

が英語で言えれば何も突っ込んだ質問はされないはずです。また、ビジネスを目的として入国する場合は、上記の4項目に加えて、アメリカでビジネスとは具体的に何をする予定なのか、英語で言えれば問題ありません。本人は当然わかっているはずですよね?そもそも観光でなくビジネスで来ているならそのくらいはしゃべれないと困りますし、日本人として恥ずかしいのでせめて事前にスムーズに伝える練習をしておきましょう。

ちなみに筆者は海外からアメリカに入国する際、審査官からの質問はゼロです。つまり何も聞かれません。みなさんパスポートの顔写真が付いているページを最初に開いて見せると思いますが、私は駐在でアメリカに住んでいるのでVISAを見せます。すると、すべてを把握してくれるので何も聞かれません。カメラで顔の認証だけしてスタンプ押されて終わりです(指紋も最初にVISAでアメリカに入国した時に撮られているので求められません)。したがってアドバイスですが、仕事でアメリカに駐在している人は、入国審査の際VISAのページを開いて見せると入国がスムーズですよ(もちろん最初の赴任時には色々聞かれるのでご注意を)。

 

では…例のマネージャーさんの入国審査の件ですが、まず、別室に連れていかれなくて良かったね、と思いました。アメリカでのビジネスの目的を聞いて、答えが「Shooting, Shooting, Shooting.」だったら私でも「は?」ってなると思います。だけど、Shootingを3回言ったからって別にその人がアメリカに銃撃しに来たとは思わないと思います。そもそも本当にやばい人だったら入国審査で「銃撃しに来ました」とは言わないでしょうし。
それから英語力と発音。ネイティブ並みの英語力と発音を兼ね備えている人がShootingと言うのと、明らかに英語ができない人がShootingというのでは審査官の受け取り方が全く違うと思います。審査官はおそらく「英語がしゃべれないから間違った単語言ってるのか?発音が違うのか?」くらいに思って、答えられそうな別の質問に移ると思います。

これを日本語に例えてみましょう。もし、あなたが日本の入国審査官だとして、ほとんど日本語が話せなさそうな人が必死に入国の目的を、

ぢゅーげきィっ!ぢゅーげきィっ!ぢゅーげきィ~っ!

と言ってきたら、「なんか…言い間違えてんのかな?」って思いますよね?でも、反対に日本語がめちゃくちゃ流暢で海外の訛りもない人が、

日本へ来た目的は銃撃です

と言ったらコイツちょっとやばいかな…ってなりますよね?そういうことです。

ちなみに、かけちゃんの言う通りshootには【撮影する】という意味もあり、動画を撮影すると言う場合にはshootを使うのが一般的なのですが、後ろにvideos(動画)などの目的語が来ないと、shootingを【撮影】として解釈してもらうには厳しいかなと思います。ケビンさんの言う通り、撃つ方のshootとして捉えられてしまうでしょう。

また、かけちゃんも言っていましたが、マネージャーさんが入国審査を通過できた理由として、ビジネスに関する資料を持参していたことが良かったのだと思います。英語に全く自信がないなら、観光の際でも同じですがすべて大事な情報はメモかプリントをしておくことをおすすめします。
最終的にマネージャーさんは審査官に呆れられて溜息をつかれながら入国を許可されたようですが、英語が本当にできない人に対してはアメリカ人はだいたいこの態度を取ります。呆れを通り越して「もう、いいよ…」みたいな。

 

それから入国審査の列に並んでいる時に日本人の入国審査を見ていると、みなさん大体質問を聞き取れていないです。でも、最終的には通過できています。では、通過できず別室に連れていかれてしまう日本人とはどういうパターンなのか?それは先ほどの、

・滞在目的

・滞在期間

・滞在先

・所持金額

がきちんと答えられない場合、かつ一人で来ているあやしそうな人の場合です。信じられないかもしれませんが、こういう人たちが最近は特に増えているのです。滞在目的はネットで知った風俗関係の仕事・滞在期間未定・滞在先はわからない・所持金はなし・英語力ゼロ
英語の質問がぎりぎり聞き取れたとしても本当のことは言えないし、かと言ってウソをついて入国できるほどの知恵と英語力がないパターンの人たちです。この場合はあやしいと思われて別室に連れていかれます。

私の友人の駐妻で、JFKジョン・F・ケネディ国際空港)で日本の航空会社のスタッフとして働いている方がいます。その方は、別室に連れてこられた日本人の通訳としての仕事もしているそうです。
彼女の話によると、そこで対応するのはやはり上記の風俗関係などの目的でアメリカに来た人たちが多いそうです。別室に連れてこられた本人たちは、アメリカで時給の高い仕事があって憧れのニューヨークに住める!、ということでかなり気軽に来ているようですが、何の知識もないので入国審査で引っかかってしまうみたいです(無知って怖い…)。

ちなみに…「入国審査の時英語に自信ないけど、最悪別室に連れていかれたら日本語の通訳がいるから大丈夫だね!」と思った方。場合によっては大丈夫じゃないかもしれません。なぜか…

その通訳のスタッフ、英語ができるとは限りません

今はとにかく人手不足で、空港スタッフも人数が足りていない状況です。大して英語ができない日本人スタッフが選択の余地なく通訳として対応しているパターンもあるのです。彼らスタッフが審査官から言われていることはただ一つ、「(別室に連れてこられた人が)言ってないことは絶対言わないで」です。
たとえば、別室に連れてこられた人が日本語で「友達に会いに来ました」と言っているのに、英語で「観光で来ました」と言い換えてはダメってことです。それ以上の正確さは求められていないし、別室に連れてこられた人も英語ができないから、スタッフに何て訳されても「違う!そんなこと言ってない!」とは言えないですよね。さらに、審査の結果アメリカに入国できない、ということになれば、その内容によっては二度とアメリカに入国できなくなる可能性だってあるのです。

 

だから、結局何を言いたいかというと、

自分で自分のことを英語で説明できないならアメリカに来るな。

 

と、言いたいところですが…せめて聞かれる質問等想定して練習しておきましょう。

なぜならあなたが英語をスムーズに話せなくて審査が滞ってしまうと、審査官だけではなく、アメリカに観光やビジネスで来た他の人たちに多大なる迷惑が掛かってしまうからです。

JFK国際空港の入国審査の列は時間帯によってはものすごく混雑します。飛行機が複数台同時に到着するような時間帯だと、入国審査まで3時間以上列に並んだまま待つことになります。なぜなら、入国する人数に対して審査官の人数が圧倒的に足りていないからです。私は幸いいつもタイミングよく30分以上待ったことはないのですが、夫は4時間待ったことがあります。
なお、これからNYに行かれる方にアドバイスとしては、JFK着陸時に、ファーストクラスまたはビジネスクラスで早めに飛行機を降りることができるのであれば、トイレなどは事前に機内で済ませておいて、急いで降りて入国審査の列に並んでしまった方が良いです。エコノミーでかつノロノロ歩いていたり、トイレに立ち寄っていたりすると、あっという間に長蛇の列になってしまっている可能性があります。

私は直近だと先月(4月)の終わりにアメリカに再入国したのですが、その際幸いビジネスクラスを利用していたのですぐに機内から空港内へ降りることが出来ました。しかし、私が入国審査の列に並んでから5分後にはすでに大行列。飛行機が何台かほぼ同時に到着したようでした。
その時はあまりに混んできたのでアメリカ国民用の列まで開放する始末でした(もちろんアメリカ国民がすべて列からいなくなった後なので、そちらに通された人たちも審査まで相当時間がかかったと思われます)。

それから、ケビンさんたちは動画内で入国審査のレーンが3つだったとおっしゃっていましたが、アメリカ国民でない人たちのレーンは2023年4月現在JFK国際空港においては通常2~3つしかありません。2つの時は、残りの1つがCAなどのスタッフ優先レーンになっていて、スタッフがいなくなればそのレーンは一般人に開放されます。


つまり、ケビンズイングリッシュルームのマネージャーさんのように入国審査で詰まってしまう人がいると、入国審査待ちの列に並んでいる何百人もの人たちの待ち時間がさらに長くなってしまうのです。こんなにもたくさんの人たちに迷惑をかけて、さらに自分の拙い英語力を露出したくはないですよね。

だから、海外に行くなら英語は本当に大事です。事前に練習しておくだけでも全然違いますので、心配であればメモを作って声出ししておきましょう!

 

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