駐在完全ナビ in NY

ニューヨークに住む駐在員・駐妻を完全ナビゲート!! 役に立つ情報満載です♪

【2023年4月最新】一時帰国時の免税手続き(注意事項あり)

2023年4月1日から、消費税免税制度が改正されました。筆者は実際に改正後に日本へ一時帰国し、免税で商品を複数購入してきました。自身の経験から、注意すべきことがいくつかあったので、その点も踏まえて詳しく解説していきます。

まず、海外在住者が日本へ一時帰国した際、免税で商品を購入しようと考えている場合は、下記の変更点を必ず確認してください。

観光庁ウェブサイトからの一部抜粋■
1.免税購入対象者の変更
 令和5年4月1日からは、外国為替及び外国貿易法第六条第一項第六号(定義)に規定する非居住者の要件、及び、以下の要件を満たす者について免税購入対象者となります。
 ■外国籍を有する非居住者
・「短期滞在」、「外交」、「公用」の在留資格を有する者
出入国管理及び難民認定法第十四条から第十八条までに規定する上陸の許可を受けて在留する者
日本国籍を有する非居住者
・国内以外の地域に引き続き二年以上住所又は居所を有することを在留証明又は戸籍の附票の写しにより確認がされた者※
※在留証明、戸籍の附票の写しは、免税購入対象者が最後に入国した日から起算して6月前の日以後に作成されたものにて確認する必要があります。

日本から派遣された海外駐在者等は2年以上継続して海外に住んでいないと、免税を受けられません。筆者は2年以上アメリカに住んでいるため、免税購入対象者となりました。
 

一時帰国前にやること
在留証明の取得
上記の通り、証明書については戸籍の附票の写しでも良いのですが、個人的には帰国前に現地で在留証明書を取得されることをおすすめします。なぜなら、日本に帰ってから戸籍の附票を取得するとなると、本籍地の市区町村窓口まで足を運ばなければなりませんし、当然取得後でないと免税で購入することは出来ません。
日本に帰国している間の時間は限られているため、できるだけ効率的に予定を組む必要がありますが、わざわざ役所まで行き来するのは場合によってはタイムロスに繋がります。

ただし、在留証明書と戸籍の附票では、手数料が異なります。

在留証明書→9ドル(ニューヨークの日本国総領事館で取得しました)

戸籍の附票→300円

まぁ…数ドルの差で、日本で楽しむ時間を少しでも確保するか、出費をほんの少しでも減らしたいか…人にはよりますが、私の場合は日本での滞在期間が2週間で、スケジュールもわりとタイトだった上に、行きの飛行機が欠航になって日本に着く日が1日遅れたので、結果的には事前に在留証明を取っておいて良かったです。

 

日本の空港に到着した際にやること
旅券へのスタンプ押印
これを忘れると免税で商品が購入できなくなる可能性があるので注意してください。自動化ゲートで入国手続きをした場合でも、『入国スタンプが必要な方』と案内が出ているので、そこへ行けばすぐにスタンプを押してもらえます。

 

一時帰国中にやること
在留証明を取らなかった場合、戸籍の附票の取得
免税商品の購入

免税で購入可能な店舗にて商品(1店舗で合計5,000円以上)を選び、レジまたは免税カウンターにて手続きをします。その際に提示する必要があるのは、パスポートと在留証明書(または戸籍の附票の写し)です。
ここで注意点ですが、先ほど説明したとおり消費税免税制度は4月1日から改正されているため、お店側の手続きや端末操作方法も変更になっています。したがって、免税で購入する客があまり来ないような地域・店の場合、店員が新しい免税手続きの方法で対応するのが初めてのケースが起こりえます。そうなると、会計時に異常なほど時間がかかってしまう場合があり、注意が必要です。

私の場合、免税で買い物したほぼすべての店で「改正後の日本人の免税は初めてだ」と言われました。特に、観光客がほぼ来なそうな無印良品の店舗で会計した際は、なんと30分以上もかかりました。免税手続きについてわかる店員がおらず、最終的に店員が4人も出てきて、みんなで協力しながら初めての免税手続きをこなしたようです…。私はその後に1時間に1本しかないバスに乗る予定だったので非常に焦りました(でもなんとか間に合いました)。こんなこともあるので、お気を付けください。

ちなみに免税で購入した場合、消耗品の場合は透明な袋(免税袋)に入れられ、日本にいる間は開封することは出来ません。また、消耗品と一緒にそれ以外のもの(衣類など)を購入した場合は、消耗品以外で合計5,000円以上購入しないと免税袋に入れられてしまうので、日本で使いたいと思っている場合には注意が必要です。
消耗品は30日以内に日本国外に持ち出す必要があるので、それ以上滞在する予定のある方は注意してください。

それから、商品を一度にたくさん購入する場合には、会計時に店員にできるだけ商品を小分けしてもらうようにお願いしましょう。免税袋はいくつかサイズがあります。何も言わないと大きい袋に無理やりたくさん詰められてしまう可能性もあります。そうすると、スーツケースに詰める時に効率よく収めることができず、買いたいと思っていたものを全部は買えなくなってしまう可能性があるからです。
私が行ったドン・キホーテの店員2人は、改正後の日本人の免税は初めてとのことで手続きには少し戸惑っていましたが、免税袋に商品を入れるのはかなり慣れた手つきで、「細かく分けた方が楽でしょ?」と言って、袋をいくつかに分けてくれたので、後にスーツケースに収納する際に無駄なスペースが出来ずとても助かりました。

 

帰りの空港でやること
税関検査を受ける

これについては情報がほぼなかったので、私は念のため、空港でチェックインをする際航空会社のスタッフに「預入荷物に免税品が入っているのですが大丈夫ですか?」と確認したところ、「普通の日用品とかですよね?高額でなければ大丈夫です。」と言われたのでそのまま免税品入りスーツケースを預けました。
その後、保安検査を終えて税関検査の場所へ行きましたが、並んでいる人は誰一人いなかった上に、担当者がパスポートをピッと機械に読み取らせて「大丈夫でーす!」と言われて一瞬で終わりでした。これ、やる必要あったか…?と未だに疑問です。まぁ、本当に一瞬で終わったし手間は掛からないから問題ないですが。

 

以上です!いかがでしたでしょうか。久々の日本で必要なものを安くたくさん購入できたので大満足です♪

下記の記事もおすすめです↓

snyc.hatenablog.com

snyc.hatenablog.com

snyc.hatenablog.com

snyc.hatenablog.com