今回は、アメリカのAmazon（アマゾン）の返品方法と利用する際の注意点を、筆者の実体験を元に紹介したいと思います。まず…ここは返品大国アメリカですから、返品は息するくらい一般的なことです。
しかし、オンラインで買い物をするにあたっては、返品制度について知っておかなければなりません。Amazonでは、食品（サプリメント含む）など特定の商品以外は、基本的にどんな理由でも返品が可能です。
「買った後に値下げされたから返品しよう」とか「ネットで見たのと実物が違った」とかどんな理由であっても構いません。
ただし、返品する商品を配送業者（UPSなど）にピックアップにきてもらうように依頼するには料金が発生します。なので、配送業者に直接持っていくか、または最近はホールフーズマーケットなどに設置してある返品用BOXを利用する人が増えています。
この返品用BOXはとても便利で、商品を梱包する必要がないので、返品用バーコード（返品手続き後のメールか、またはアプリでも表示可。）と商品本体がさえあれば、画面上で簡単に手続きが出来てしまいます。
さて、ここからは筆者が実際に体験した話です。私もこのAmazon返品BOXを利用しますが、私のよく行くホールフーズには残念ながらまだこの機械が1台しかありません。
以前、Amazonで返品したい商品があり、そのホールフーズの返品BOXを利用しようとしましたが、1人の男性がすでにそれを利用していました。それは良いのですが、その男性、返品の商品を大量に持って来ていたのです（ありすぎて数えられないけどザっと見た感じ50個以上はあった）。
返品は当然1つずつしかできません。なので、これ全部となると相当時間がかかるし、正直並んで待つのはしんどいなぁ…と思い、とりあえず近くのスタバで飲み物を注文して待っていようかな？と考えていたところ、その男性は空気を察して無言で譲ってくれました。
ですが…私はその人は全く良い人だとは思いません。まず、無言で去っていくのもかなり感じが悪いですし、雰囲気も怪しい（アメリカでは知らない人とも普通に会話する習慣があるので、彼の行動はとても気味が悪かったのです）。
返品可能な期間って大体1か月はあるので、その間彼は、モノによっては使っていた可能性もありますし、どう考えてもあの返品の数はおかしい。おそらく彼は、今後Amazonから何らかの制限がかかるかと思います。
そもそもAmazon上では、"正当な理由もなく、月に5～10個の商品、または注文商品全体の10%以上を返品した場合、警告が表示される場合があります。商品の返品を続けると、アカウントが停止されるか、Amazonから追放されることもあります。"
と記載があるため、彼の返品の量は、今後BANされてもおかしくないのです。
じゃあ、消耗品は返品するまでの期間に使えないから購入する方も安心か？というと全くそうでもありません。たまにAmazonレビューで見かけるのですが、化粧品を買ったら中身が半分しか入ってなかった！というもの。
これ、私も被害にあったことがあります。アメリカの商品って日本のようにちゃんと梱包されていないことのほうが多いのです。
日本では化粧品の箱や本体にプラスチックの梱包がされていたり、またはシールで開かないようになっていたりしますが、こちらは高級ブランドでない限り、普通の箱（そもそもない場合も多い）に、なんの固定もされていない容器がわりと一般的（特にアメリカの化粧品ブランド）。だから、新品なのに簡単に中を開けてしまうことが出来るんです。
私はAmazonで買ったフェイスクリーム（保湿剤）でこれがありました。中身が明らかに半分くらいしかない。そして商品レビューをみたら、同じようなよう容量しか入っていない商品の写真を掲載している人が何人もいて…。
おそらく大量に購入して、それぞれから半分とって、返品。これを繰り返している人がいるのだろうと思いました。
正直これはAmazonがどうとかいうより、この化粧品の会社（アメリカでは超メジャーなブランド）がもう少しなんとかすべき点だと思いました。こんな簡単に中身を開けられてしまったら、今後安心して使えないです…。
ですが一方で、『環境に配慮して無駄なゴミを発生させない』だったり、単純に『コストを削減したい』などと言った理由で、包装を簡易的にする理由もわかります。アメリカに比べ、日本は確かに過剰包装だな、と思う商品もたくさんあります。
アメリカに住むにあたっては、Amazonの利用はほぼ必須と言っても過言ではないと思いますが、少しでも安心して商品を購入・返品できるよう、制度を理解した上で利用しましょう！また、時間がある方は、レビューに目を通してから購入されることを強くお勧めします。
今日もご覧いただきありがとうございました。
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