私の住むアメリカ・ニューヨークでは、今日の午前10時23分ごろ（アメリカ東部時間）にマグニチュード4.8の地震がありました。数年住んでいるけれど、ここで地震を体験したのは初めてでした。
私はその時刻には自宅に居ましたが、体感的には震度1～2くらいの弱い縦揺れを感じました。震源地はお隣の州、ニュージャージーだったようです。
私が住んでいるのはビルの高層階なので、比較的揺れを感じやすかったのかもしれませんが、外を歩いていたら感じないレベルの揺れだったかとは思います。
ただ、ニューヨークで地震の揺れが観測されるのは珍しく、携帯には地震後に緊急速報が届き、ビルの管理人からは「この揺れによる建物の被害は現在のところ確認されていません」という内容のメールが届きました。
日本だったら、震度1～2くらいの揺れは頻繁に起こることなので、そんなことで被害だなんて大げさな、と思うかもしれませんが、ニューヨークではかなりレアなので、「ビルが崩壊するのではないか」と思う人も多いと思います。
実際、地震やその他の衝撃がなくても、突然一部崩壊したビルがニューヨークにおいて最近あったので、「自分の建物は大丈夫か」と心配になるのは自然なことではあります（日本では本当に考えられないですが…）。
ちなみにニューヨークでは、近くで行なっている工事の振動が伝わって来たり、地下鉄の上に建っているビルなどでは地下鉄の振動により揺れたり、ということはよくあります。ただ、今回のは体感的に、「地震かも」とわかるような揺れ方でした。
ABC7 New Yorkの記事によると、今回の地震は『アメリカ東海岸で過去100年間に発生した地震の中で最強クラス』だったとのこと。それくらい、東海岸では地震は珍しい、ということなんですね。私も正直、ここに住んでいれば地震は来ないと思っていたので驚きました。
携帯の緊急速報が鳴るときも、大抵の場合、"近くでkidnapping（誘拐）の事件が発生した"という警告の内容が多いので（それもそれで怖いけど）、地震の緊急速報を受け取ったのは本当に初でした。
日本だったらマグニチュード4.8の地震より誘拐のが恐ろしいよ！と思うでしょうが、アメリカってめちゃくちゃ誘拐が多いです。ABCニュースでは毎日のように、誘拐された子ども（現在では大人になっている場合も含む）の写真と名前、特徴などを放送し、視聴者に状況提供を求めています。毎日毎日、異なる被害者が紹介されるんです。毎日やっていても放送しきれないほど、誘拐された人がたくさんいる、ということ。
もしアメリカにお越しになる際は、ご注意ください。
ということで、本日はここまで。良い週末を！
今回もご覧いただきありがとうございました。
下記の記事もおすすめです↓
