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ホリデーチップ、いくら渡した?-クリスマスチップの渡し方

アメリカに赴任・留学等で来られたばかりの方は、慣れないチップの文化に間違いなく戸惑うでしょう。レストランやタクシーなどは通常、リコメンドされる金額や%が表示されますが、ホリデーシーズンのチップとなると、一体いくら渡せば良いんだろう?と迷う方も多いはず。
今回は、そんな疑問を解決したいと思います。

 

さて、まずは念のため、ホリデーチップとは?から解説したいと思いますが、ホリデーチップとは、アメリカのホリデーシーズンに、日々お世話になっている人への感謝の気持ちを込めて渡す、キャッシュ(現金)やチェック(小切手)のことです。
クリスマスチップとも言いますが、中にはクリスマスを祝わない宗教の人もいるので、ホリデーチップと言うのが一般的です。また挨拶も、'Merry Christmas'よりも'Happy Holidays' の方が無難です。 

ホリデーチップは、ホリデーシーズン(サンクスギビングデー以降)ならいつ渡しても良いとは思いますが、一般的にはクリスマスの1週間前くらいから配り始める人が多いです。

クリスマスはアメリカの大イベント!

 

ニューヨークに住む日本人駐在員は、ドアマンやコンシェルジュが24時間体制でいるアパートメントビルディングに住んでいる方が多いと思います。したがって、年中私たちのためにドアを開けてくれたり、必要な時は設備の修理を手配してくれたり、宅急便を預かってくれたりと、ビルのスタッフにはいつもお世話になっているので、この時期には感謝の気持ちを込めてチップを渡すのです。

また、普段お世話になっている美容師や郵便配達員、ベビーシッターの方々にチップを渡す場合もあります。

 

 

では、日本人駐在員の多くが疑問に思っている『アパートメントビルスタッフへのホリデーチップ』の話をしていこうと思います。

まず、クリスマス前になると、スタッフの名簿一覧が各部屋へ配られる場合があります。その場合はそれを見ながら、ホリデーチップの用意をすればOK。しかし、配られない場合は管理人室へ取りに行くか、ビルによっては名簿が建物のどこかに掲示される場合もあるようです。

また、名簿が配られなかったからといって、居住者が全員ホリデーチップをあげてないなんてことはありません。少なくとも、よく見かける人やお世話になる人はこちらも相手の顔を覚えているはずです。最低でもその人たちにはチップは渡したほうが無難でしょう。

 

では、誰にいくら渡すか?ですが、これはかなり人によって変わります。日本人はチップの文化が無いので、まとまった額を配ることに抵抗がある人が多く、中には全員に10ドル渡した、という人もいました。ですが、10ドルは…少ないかなって印象です。

英語でホリデーチップの相場を調べたり、周りの日本人駐在員何人かに聞いても、最低でも一人当たり20ドルは渡している人が多いです。

 

誰にいくら渡すかは、相手のポジションによるのですが、スーパー(ビルの最高責任者)やマネージャーには比較的多く渡す人も多そうです。幅はかなりあるようですが、大体50~200ドルくらい。

また、ハンディーパーソン(設備の修理に来てくれる人、ハンディーマンともいう)やドアマンは、20~100ドルくらい。人によってはほとんど会う機会のないスーパーやマネージャーよりも多く渡しているという人もいます。
ただ、個人的にはハンディーパーソンに関しては、クリスマス前に会えない場合も多いので、クリスマス前でなくても修理に来てくれた際にはチップを渡すのがおすすめです。でもこれはみんがやっているわけではありません。自分の経験上から、ホリデーチップより、修理時の感謝のチップの方が彼らは覚えてくれているし喜んでくれます。

考えてみれば、ホリデーチップは居住者の大多数の人から短期間のうちにもらうものなので、正直誰からいくらもらったかなんて、よっぽど大きな額か少ない額でないと覚えてないですよね。

 

なお、そのほかのスタッフもおおよそ20~100ドルくらい。これも人によってかなりばらつきがあります。周りの駐在員は、全員一律という人や、会えた人だけに渡したという人、それから会えない人にはマネージャーに配ってもらうようお願いしてまとめて渡したという人まで色々います。

個人的には、やはり自分自身で相手に直接渡す方が喜んでくれるので、私はなるべくクリスマス前は頻繁にビルの中をうろうろしたりしています。慣れてくると、何曜日に誰がどこにいるかというのがわかってくるので探しやすいです。

私の住んでいるビルには数十人のスタッフがおり、とてもじゃないですが全員の名前は覚えられません。それに、人が入れ替わることもよくあります。
ですが、中でもとっても丁寧な対応をしてくれるスタッフが何人かいます。私はその人たちの名前を覚えて、チップを渡す時に名前を呼ぶと、「覚えてくれてるんだね!」と喜んでくれます。中にはハグを求めてくる人もいます(日本でこれやったらアウトかもしれませんが、アメリカでは嬉しい時や感謝の気持ちを表す時にハグするのは相手が異性でも普通のことです)。

 

とりあえず、ホリデーチップを渡して嫌な思いをする人は一人もいないので、自分に負担にならない程度に渡せたら良いのかな、と思っています。もし名簿を見て、全く見たこともないし知らない人がいたとしたら、無理に渡す必要もないと思います。例えば私は車を持っていないので、パーキングのスタッフには渡していません。
その分、お世話になっている人や良い対応をしてくれる人には多めに渡しています。

 

そんな感じで、クリスマス前には銀行でそれなりの額をキャッシュで引き出してくるなり小切手を用意して、いつでも渡せるように備えておくと良いと思います。
ちなみに入れ物(封筒)は、正直なんでも良いと思います。私のビルの居住者は、ホリデーチップ用のクリスマスカードを使っている人が多いように見受けられますが、大事なのはあくまで中身なので、自分の好きなものを使えば良いと思います。駐在員の中にはお年玉のポチ袋を使ってる、なんて人もいます。

封筒やカードには、'Happy holidays'(楽しい休暇を)や'Thank you for all your help this year'(今年もお世話になりました)など一言メッセージと、自分の部屋番号と名前を記入しておけば完璧です。
面倒かもしれませんが、マネージャー等に配るようお願いする場合は特に、宛名も忘れず書きましょう。私はDear 〇〇(〇〇はファーストネーム)で書いています。

 

以上、本日はホリデーチップについての解説でした。
皆さんも楽しいクリスマスと穏やかな年末年始をお過ごしください!

今日もご覧いただきありがとうございました。
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