駐在完全ナビ in NY

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海外駐在を最大限楽しむ駐妻と鬱になる駐妻の違い

今回は、突然夫の海外駐在が決まって帯同してきた妻たちの声を、私のまわりの駐妻の例を参考にまとめたいと思います。

まず駐妻は、海外駐在を楽しんでいる人/すぐに日本に帰りたくなってしまう人で分かれます。その分かれ目の一番大きな問題が『言語』です。
英語のレベルが日常会話に支障のないレベルであれば、ほとんどの駐妻は楽しんで生活を送れます。最初から英語を喋れる妻ばかりではありません。多くの駐妻は赴任後に語学学校に通うかオンラインレッスンを受けます。私のまわりでは英語に苦手意識があるけれど英会話を習わなかった、という人は一人もいません。

私の友人にNY歴半年の駐妻がいます。その方は、小さなお子さんがいて英語初心者です。お子さんが熱が出たとき医者と英語で会話しなければならず、必死に説明したが伝わらず、かなりイラつかれたそうです(最終的には通訳を付けてもらえたそう)。
さらに、薬局で薬を買う際も店員の言っていることがわからず、体調不良の子どもを連れて歩く中、どうして良いかわからなくなりパニックになりかけたそうです。
また、お子さんを公園で遊ばせている際は必ずと言っていいほど誰かに話しかけられます。世間的な会話だと思いますが、英語初心者には逆にそれが難しいのです(日本人は相手の話に対するリアクションが薄くなりがちなので、相手に不快な思いをさせてしまう人が多いです)。彼女も相手の言っていることはなんとなくわかったけれど何と英語で返答したら良いかわからず、せっかく親切に話かけてもらったのに、と悔しい思いをすることが多かったそうです。

結局、彼女は不自由で思い通りにいかない生活に対しストレスが溜まって鬱になってしまい、お子さんと2人で日本に帰るための航空券を購入し、それを聞いた日本にいる彼女のお母様はNYまで2人をわざわざ迎えに来たそうです。

このように、英語の会話力がきっかけでストレスを抱えてしまう駐妻は多くいます。特にお子さんのいる家庭だと、その影響はさらに大きくなるでしょう。また、日本がいかに環境が整っていて、欲しいものもすぐ手に入る国であるか、思い知らされるでしょう(NYは地下鉄もエレベーターがない駅が多いですし、最近は解熱剤であるタイレノールの子ども用がどこに行っても品切れなんてこともありました)。

 

一方、英語がある程度話せても、内向的な性格の人はあまり海外生活を楽しめないかもしれません。まわりでも何人かいます「一日中家にいて好きな(日本の)ドラマ観てるのが最高に幸せ」という駐妻。旅行もそこまで興味がなく、日本人以外の友達はいないパターンが多いです。正直、ドラマ鑑賞は日本にいてもできることなので、あまり人とコミュニケーションを取らないままなんとなく毎日を過ごしてしまうと、家事以外何もしていない自分に対して、そのうち嫌悪感が現れてくるでしょう。
おすすめは好きなスポーツ選手(またはチーム)を見つけること。アメリカではスポーツ観戦はとても盛り上がります。そして選手たちのレベルも非常に高いので、見ていて楽しいです。好きなチームがNYでプレーする際にはスタジアムまで足を運ぶなどして、なるべく外に行って声を出して楽しむ、という機会を設けましょう。

 

まとめ

私が提案する海外駐在を最大限に楽しむ方法は、

・英語をできる限りの努力で早めに習得する

・自分から積極的に交友関係を広げて、人と直接会い、コミュニケーションを取る

・自分一人の趣味ではなく、他人と共有できる趣味を見つける(スポーツ・音楽など)

・好きなスポーツ選手(またはチーム)を見つけてファンになる(NBA,NFL,NHLなど)

・ストレスを自分一人で抱えすぎないよう、家族や友人に相談する

以上のことを心がけながら、ぜひ楽しいアメリカ生活を築いてください!!